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プロジェクトマネジメントは「現場を理解する」ことから始まる


平成26年10月26日、読売新聞朝刊の編集手帳に二宮金次郎の「半円の見、一円の見」が載っていた。

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金次郎は、江戸末期に荒廃した農村の復興に尽力した。

当初は、その土地の村人との人間関係がうまくいかず、失敗続きだった。理由は、自分の側からしか物事を見ない「半円の見」にあったという。その後、「視点を変え、村人たちの立場をとるならば、まったく別の見え方が広がっていった」=「一円の見」

・・引用終わり・・

 

最近、「エスノグラフィー」がビジネスの世界で、人間中心のイノベーションを生み出す手法として注目されている。

エスノグラフィー(Ethnography)とは、文化人類学や社会学におけるインタビューや観察によるフィールドワークから社会や集団を調査する手法、また、調査書のこと。

マーケティングにおいては、顧客の地域性による文化や生活習慣、価値観による行動様式を理解することで、企画立案や商品開発に活用されている。

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 こうした顧客の無意識部分に迫り、新しいイノベーションを起こす可能性のある手法として、エスノグラフィーが注目されている。

 エスノグラフィーでは、・・・顧客を、行動観察や、グループインタビュー、デプスインタビューといった調査によって、顧客の行動を記録し、記録された個々の行動から潜在的なニーズを発見しようと試みる。

 エスノグラフィーを活用することで、顧客の視点から購買行動を理解・解釈し、今まで気付きもしなかった発想を得ることができる。 顧客の無意識部分に隠された真のニーズを満たす、イノベーティブな製品やサービスの開発が期待されている。

『マーケティングWiki ~マーケティング用語集~』 から部分引用

 

このように、二宮金次郎の「半円の見、一円の見」も「エスノグラフィー」も、対象物に入りこんで真に理解する方法論法として、難なく理解できる。しかし、いざ実践となると、身も心もその現場に投げ入れる覚悟がないと出来そうにもない。

 

しかし、躊躇してはいけない。プロジェクトマネジメントは「現場を理解する」ことから始まる。そうしないと数多のステークホルダーとのビジョンや課題の共有はできない。

 

以上

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